群馬県立桐生高等学校
 地歴部
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 活動内容

 活動日   ・毎週月・水・金放課後
 活動内容
   ・部誌の執筆、編集
   ・合宿に向けて、吾妻山での体力トレーニング
   ・新入生歓迎オリエンテーション(4月)
   ・群馬県高校総合文化祭への参加(秋)
   ・春季調査合宿(3月)
   ・夏季調査合宿(8月)
   ・冬季調査合宿(12月)

 部員数   二年生 2人  一年生 5人

 近年の活動実績(定期的に更新します)

 ●29年度

 ・7月15日 近世墓標調査(安中市)

  中山道に面する江戸時代から継続して建立され続けた寺院墓地で、墓標の調査を実施しました。
  まず広大な面積の墓地を調査区に分割し、それぞれ班編制した上で調査に着手します。
  上級生と下級生の2名1組で班を組み、調査カードに計測データ・読解データを記録していきます。
  現地で収集したデータは学校に戻ってから入力し、分析を行います。
  未着手の墓標が多いので、今後も地道に調査を継続していかなければなりません。この調査には人手が必要です。
  地歴部は常に新入部員を募集しているので、フィールドワークや歴史に興味のある人は是非、調査に加わり、地域の歴史を共に解明していきましょう。


    

 ・5月28日 日本考古学協会 高校生ポスターセッション

  全国各地の高校生による歴史学研究の成果を対外的に発信する機会を設けることを目的に開催されている「日本考古学協会高校生ポスターセッション」に、参加してきました。
  研究発表テーマは、平成25年以来継続して調査を進めている、『群馬県西部における近世石造物の基礎調査』です。
  本調査は、安中市内の寺院墓地を調査対象とし、主に江戸時代から継続して建立されている墓標の形状・容量・戒名等を調査し、その地域的特徴をあきらかにすることを目的としています。
  当日は多くの参加者を前にポスター発表を行い、日本考古学協会会長の早稲田大学谷川先生からは、高校生段階における貴重な研究であると賞賛されました。
  また、今回の発表の様子は「桐生タイムス」にも掲載され、地歴部の活動を広く知っていただく機会にもなりました。



 ●28年度

 ・12月 冬季合宿(東京都23区)

   1日目は専修大学附属高等学校の歴史社会研究会の皆さんと浅草周辺でフィールドワークを実施しました。
  まず浅草寺を参拝、参道の老舗「三定」で昼食後、東京スカイツリーを見学しました。
  その後、専修大学附属高校に移動し、両校の活動実績についての情報交換と現在進行中の研究発表を行い、交流を深めることが出来ました。
  初めての試みでしたが、今後も同じ歴史研究を行う部活動同志、交流を継続していきたいと考えています。
  2日目には千代田区の皇居・昭和館・しょうけい館を視察し、学芸担当の方から過去の大戦における様々な資料を説明していただきました。

専修大学附属高校での発表 しょうけい館
専修大学附属高校での発表
しょうけい館
浅草でのフィールドワーク 専修大学附属高校での情報交換会
浅草でのフィールドワーク
専修大学附属高校での情報交換会

 ・10月 群馬県高校総合文化祭

   今年は群馬県高校総合文化祭で研究発表を実施しました。安中市で実施した石造物調査の内容をまとめて発表しました。
  主な内容は、墓石から過去の信仰形態や当時の流行について分析し、多くの来場者の方に関心をもっていただきました。

準備風景 発表風景
準備風景
発表風景

 ・8月 夏季合宿(宮城県仙台市・石巻市・気仙沼市)

   東日本大震災の被災地では、現在も復興に伴う埋蔵文化財調査が実施されています。
  今回の夏季合宿では、現地での発掘調査に参加させていただきました。
  気仙沼市では宮城県教育委員会文化財保護課が担当している中世の小屋館遺跡で、
  調査員の先生から指導を受け、作業員の方々と一緒に遺跡での発掘調査に従事しました。
  また、震災で大きな被害を受けた石巻市では、文化財庁舎にまで津波が襲来し、数日間、
  建物内に閉じ込められた等、地震当日についての講話を聞くことができ、震災の恐ろしさを改めて実感しました。

遺物見学と震災当日の話(石巻市文化財整理室 埋蔵文化財整理作業の説明(気仙沼市文化財整理室)
遺物見学と震災当日の話(石巻市文化財整理室
埋蔵文化財整理作業の説明
(気仙沼市文化財整理室)
小屋館遺跡での発掘体験の様子
小屋館遺跡での発掘体験の様子

 ・4月 新入生歓迎オリエンテーション(群馬県 甘楽町)

   今年の新入生オリエンテーションは、甘楽町小幡で実施しました。まだ慣れない一年生が先輩と組み、石造物調査の方法について学びました。
  小幡藩主織田家墓所をはじめ、旧藩内に点在する石造物が調査対象です。

石造物の計測風景
石造物の計測風景

 ●27年度

 ・3月 春季合宿(富山県 富山市・高岡市)

   この合宿では、往路共に高速バスを利用し1泊4日(1日目の夜と3日目の夜は夜行バス)で実施しました。
  富山空襲の資料を保管している富山県護国神社遺芳館では、栂野宮司より貴重なお話しをうかがい、当時の富山空襲の実態を学びました。
  また2日目は、古来より山岳信仰の聖地として信仰されている立山山麓の遺跡や寺社を巡り、周辺の石造物を調査しました。
  最終日は、富山県立イタイイタイ病資料館で四大公害のひとつであるイタイイタイ病について学芸員の方より講義を受け、
  公害の実態とその後の取り組みについて学ぶことが出来ました。

富山県立イタイイタイ病資料館 立山山麓における石造物調査風景
富山県立イタイイタイ病資料館
立山山麓における
石造物調査風景
遺芳館 戦死した方の遺書などが展示されています。宮司の栂野さんから詳しいお話しをうかがいました。
遺芳館 戦死した方の遺書などが展示されています。
宮司の栂野さんから詳しいお話しをうかがいました。

 ・12月 冬季合宿(東京都23区)

   この合宿では往復共に鉄道を利用し、1泊2日で実施しました。
  柴又帝釈天・靖国神社・中山道千住宿・江戸城といった東京の寺社、史跡を視察し、
  近世の江戸の痕跡を探りながら江戸時代への理解を深めました。

柴又帝釈天
柴又帝釈天

 ・8月 夏季合宿(群馬県 水上・新潟県 湯沢町・長岡市・新潟市)

   この合宿の往路は鉄道、復路は高速バスを利用しました。2泊3日で実施し、利根郡の矢瀬遺跡を視察後、長岡藩家臣河合継之助ゆかりの
  史跡・第26・27代艦隊連合総司令長官山本五十六の資料館等を見学し、長岡が輩出した偉人の功績を学びました。
  また、長岡空襲の惨禍を記録・保存している戦災資料館を視察し、展示資料の解説を受け、戦災被害者の方の貴重な体験談を聞くことが出来ました。

長岡市戦災資料館における、戦災被害者の方の講話
長岡市戦災資料館における、戦災被害者の方の講話

 ●26年度

 ・8月 夏季調査合宿(新潟県新潟市周辺)

   敬和学園大学において、藤野豊教授(日本近代史)による講義「地域の視点からみた歴史研究」を受講し、地域研究の重要性と研究方法について学びました。
  文献を活用した歴史研究、フィールドワークによる歴史研究の方法など、歴史学への多様な向き合い方を理解することができ、大変有意義な合宿でした。

敬和学園大学学長 鈴木先生による講義
敬和学園大学学長 鈴木先生による講義
質疑応答を交えながら行われた、人文学部国際文化学科教授藤野先生の講義
質疑応答を交えながら行われた、人文学部国際文化学科教授藤野先生の講義

 ●25年度

 ・8月 夏季調査合宿(宮城県松島周辺)

   山形大学・お茶の水女子大学・東北大学・弘前大学・東北学院大学の研究者・大学生の方々と合同で、国宝瑞巌寺の石造物調査を実施しました。
  石造物調査の専門家である方々から直接ご指導をいただき、調査方法・観察の視点・調査の段取りなどを学び、大変有意義な合宿でした。
  ここで習得した知識・技法が、その後の地歴部の活動に活かされています。

墓標に刻まれた文字に光を当て解読し、調査用紙に記録します 墓標に刻まれた文字に光を当て解読し、調査用紙に記録します
墓標に刻まれた文字に光を当て解読し、調査用紙に記録します
平成25年度瑞巌寺石造物大学合同調査班
平成25年度瑞巌寺石造物大学合同調査班